CL決勝も終わり、オフシーズンに入ったんだな、と報道を見れば移籍話。
と、ここで適当に今シーズンの雑観を記しておこうと思います。
GK
デヘア
Embed from Getty Imagesもう、スーパーセーブでチームを救いまくり。チームデヘアになりかかってた、あるいはなっていた今季。
ただ、プレミア全試合出場(38)の中でクリーンシートが8というのはいただけない。もっともデヘアが悪いわけではなく、それはプレミアリーグ、1月の月間MVPに輝いたことからもわかる。
来期で彼も32歳。GKは40近くになってもビッククラブでやっていけるポジションではあるのだが、”32”は世代交代を考えたくなる時期。契約は2023年までであり、(一年間の延長オプションがあるとはいえ)ヘンダーソンとの兼ね合いも考えねばならんタイミング。テンハーグ監督の元でも正GKでいられるだろうか。どうなる!
ヘンダーソン
Embed from Getty Images20/21シーズンの後半、デヘアよりポジションを奪った彼。そのままシーズンを終えたものだから、その夏の市場でデヘアが放出され、ヘンダーソンがゴールポジションを手にする。時はきたのだ!!!
と感じたのはなんだったのか、と思えるほど出場機会はなかった。国内カップ戦に試合出場。CLでは出場こそあったものの、相手はヤングボーイズ、それに68分でヒートンに交代。
今季に関しては、スールシャール、キャリック、ラングニック、と、三人の監督からともデヘアを選択されてしまった。
これからの夏の市場ではニューカッスルへのドライローン(完全移籍がない)が噂され、どうやら来季は外で武者修行となりそう。頑張ってね
ヒートン
来ました出戻り新戦力!と思ったものの、特に試合で見ることはなく。これといった印象のない男。バーンリーやらビィラで正ゴールキーパーを務めてきた彼も隠居体制に入った、と見ていいのだろうか。
来季のユナイテッドも場合によってはセカンドGKになる可能性があるかれ。来季はカップ戦等で見かけることもあるかもしれない。実力は折り紙つきなだけに、錆び付いてはいないか。注目。
グラントEmbed from Getty Images
Twitter上のユナサポからはグラント爺の愛称でお馴染みのグラントさんも現役を引退。ここ数年はアカデミーへのコーチングも兼任でこなしていたそうです。引退後はイプスウィッチでコーチ業に取り組むそう。
19/20シーズンに、ELのアウェー、アスタナ戦で若手たちと出場していたのが、ユナイテッドでの最大の見せ場であったでしょう。お疲れ様でした!
DF
RSB
ダロト
Embed from Getty Imagesスールシャール在任中には、ワンビサカが出ずっぱりだったため、出場機会を求めての愚痴をメディアにこぼすなど、微妙な立場だった彼。ただ、キャリック、ラングニック下になってからはRSBのファーストチョイスに。立場が逆転した
クロスの質やインナーラップのタイミングなど攻撃的なセンスの良さが武器で、ポルトガル代表でもW杯予選にも出場し、カンセロ・セメドの壁と立ち向かっている。
昨夏では売却候補だったこのポルトガル人も、今季はユナイテッドは売る気なし。来季に期待が集まる。
ワンビサカ
Embed from Getty Imagesこれこそ、スールシャール政権では不動の右サイドバックだった彼。19/20 20/21シーズンでは共に30試合以上にスタメン出場。共に4アシストを決め、立場を確立していた。しかし、監督の交代に合わせて出場機会は減少。リーグ戦も最後の方ではベンチ外に。
元ウインガーのくせに守備職人で、攻撃面では頼りにならず、が代名詞だったような彼ですが、ラングニック下ではそれなりに積極性を見せたプレーもあったものの、ダロトの後塵を拝する結果に。
オフになったら放出の噂が噴出。かといって獲得先のクラブ名が上がってくる感じじゃないのは、なんとも。
CB
ヴァラン
Embed from Getty Imagesさぁ、どうだ。CL制覇は4回、W杯も獲得の28歳。大抵の選手に名前勝ちする実績を持つCBの獲得に胸が躍ったものの、結果は負傷による離脱の印象が強い。ハムストリングにコロナウイルスに感染、筋肉系のトラブル。と何度も原因を変え負傷離脱。
そしてそのヴァラン不在のチームの試合では大量失点を重ねるなど、欠場によって彼のじんわりとした影響力をはかり知った。
また、出場した試合ではテンポのあるパスを供給。来季こそ、離脱せずにいれば一大戦力になることは間違いない。
マグワイア
Embed from Getty Images結果として、ヴァラン、マグワイア、リンデロフの中でプレミアリーグで最も出場時間があったのはマグワイアであった。
某粕谷さんからは偽5番、と完全に存在を否定されていたが、トータルでは37試合に出場。
ただ、怪我による離脱が少ない丈夫さが取り柄であったが、今季は怪我によりたびたび欠場。
印象に残っているのは、前半戦のレスター戦。キレキレのイヘアナチョになすすべなくやられているシーン。普通に現代ではCBでも必要な俊敏性がない、あるいはコンディション調整に失敗したのかはわからないが記憶に残っている。
リンデロフ
Embed from Getty Images最終ラインからのロングフィード、によるアシストは2つ。と足下のプレーも悪くない彼。じゃあどこがまずいか、となると対人、特にフィジカルの強い相手の対人がかなりまずい、と私は見ている。最終戦の対クリパレ戦ではザハに簡単にあしらわれ失点。
一月には家に強盗が押し入るなど、不運な今期を送った彼。ヴァランの獲得も、ダイレクトにリンデロフの出場機会に響く、と予想したメディアも多かったものの、ヴァラン✖︎リンデロフも多く、意外に共存する形に収まった。それでも、ユナイテッドは今夏にもCB補強の可能性があり、また彼に苦難が訪れることになりそうだ。
バイリー
Embed from Getty Images個人的には、契約満了の選手以外で最も出ていきそうだな、と感じているバイリー。トランスファーマルクトによる市場価値で言えばわずか8M€。ポジションを争うリンデロフが24m€であることを考えれば、実力以上の数字による扱いの差のように思えるが、やはり出場機会の少なさが、こういったことを招いているのだと思う。
今季はトータルで7試合出場。昨シーズンの21試合出場の三分の一。という結果となった。ワールドカップ本戦にも行けず、なかなか苦しいシーズンであった。
フィル・ジョーンズ
Embed from Getty Imagesウルブス戦にスタメン出場し、粕谷さんをウキウキモードにさせた彼だが、彼は彼で退団の可能性あり。
プレミアリーグには4試合出場。もフルに出番を与えられたのは前出のウルブス戦のみ。その試合では持ち前のガッツを発揮していた、と記憶していたのだが、残念ながら、コンスタントな出場機会は与えられなかった。
昇格組にでも移籍すれば持ち前のフィジカルコンタクトの激しさを見せ、結構やるんじゃないか、とかは毎年思っているが、毎年クラブに留まっている。今夏こそ、さよなら、になるか。
LSB
ルークショー
Embed from Getty Images可もなく、不可もなく。といったシーズンか。昨シーズンまで絶対的なレギュラーだったのだが、そうでなくなったという意味では若干ネガティブなイメージがつくが、ピッチに出てみれば流石のプレーでチームに貢献していたのは明らか。そんな感じのシーズン。
3600分から2200分まで出場時間が減ったのは、怪我のせいでもあるだろう。コロナウイルスへの感染やハムストリングや頭部の負傷。元々怪我がちな選手であったが、今季もケガに泣かされた
アレックステレス
昨シーズンまでは、主にELや国内カップ戦に出場していた彼。ショーの負傷の穴を埋める、というしょうがない試合機会の増加に加え、ラングニック監督下ではファーストチョイスに昇りつめた。
彼の良いところは1にも2にもキックの精度。CLグループステージ、ビジャレアル戦でのゴールは脳裏に焼き付いているユナサポも多いことだろう。
リーグ戦では21試合で4アシストと、ここでも結果を見せ、ユナイテッドの攻撃を左から支えた。
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