経営陣から見る欧州サッカークラブ アーセナル編

今回はアーセナルの経営陣についてまとめてみようと思います

スタンリー・クロエンケとは?

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アーセナルを保持している、スタンリー・クロエンケはアメリカ人の実業家。この方もユナイテッドのグレイザーほどではないですが、嫌われています。今回はまず彼がどのような人物であるかを書いていきます。

スタンリー・クロエンケはアーセナルのほかにアメリカ4大スポーツのうちMLB以外の3つのオーナー、MLSやラクロスチームのオーナーを務めている大富豪です。フォーブスによればドルで10.7ビリオンの資産があると推定されています

アーセナル以外ではNFLのラムズがスーパーボウルで2回、NHLのアパランチがスタンレーカップを2回制しています。

クロエンケは不動産事業に進み大型モールの建設に携わっていましたが、1974年にアメリカの大手スーパーのウォルマートの創始者の姪である女性と結婚し、ウォルマートの取締役を五年務め、一時期はウォルマートの株式の2%を保有しており大富豪となりました。

その後はアメリカスポーツチームを続々と購入し、その道では名前が知られるようになっていきました。そして、2000年代後半にアーセナルの一部買収をスタート。2011年に株式保有数を増やすと、2018年に全株買収し上場も廃止、そしてプレミアリーグのアーセナルとアーセナルレディース、エミレーツスタジアムを含む関連不動産を保有しました。

彼が買収したのちにアーセナルの補強資金が乏しかったことや本格的に経営し始めたタイミングで結果が振るわなくなってしまったことで嫌われてしまいました。

さらに、嫌われているところの一つに、スーパーリーグを主導したことがあります。結果として頓挫するのですが、既存の形、文化を変えてしまおうとする試みは現地ファンを激怒させるに至らせました。

その後に音楽ストリーミングサービス大手のスポティファイの創業者CEOがアーセナル買収を20億ポンドの額で試みるも、『金銭に関心はない』という理由で断りました。その後スポティファイはバルセロナに近づき、話はなくなっていきました。

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息子 ジョシュ・クロエンケとは

スタンリー・クロエンケの息子であるジョシュ・クロエンケは、ミズーリ大学を卒業。その後父親の仕事を一部引き継ぎ、NBAとNHLのチームの社長を務めるほか、アーセナルの経営に携わっていると報道されてもおり、近年のアルテタを中心としたまとまりのあるチームを作った立役者の1人とされています。

この記事を公開したと同時に公式からリリースが出て、ジョシュクロエンケが共同会長に昇格することが決まりました。これからの彼の活躍に期待です。



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