インフレ調整後のプレミアリーグ移籍金ランキング決定!

 さて、世界最高峰のリーグもいくつもありますが、その一角を占めるのがプレミアリーグであることは誰も否定しないでしょう。プレミアリーグでも近年高くなってきた移籍金。特に最近イングランド最高記録がチェルシーによって塗り替えられることが多いですが、昔の移籍金も今と比較するとどうだったのか気になるのではないでしょうか。ということで!インフレ調整後のプレミアリーグ歴代移籍金ランキングを発表します!


まずはインフレ調整後のベストイレブンから

スカイスポーツより引用

見事にチェルシーとユナイテッドのみ。昔から今に至るまでよくお金を投じていることがよくわかります。

ではインフレ調整後の移籍金ランキングをお伝えします!


10位 ポグバ 当時の移籍金 93.3m£ 調整後の移籍金 165m£

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ベスト10の中で1番新しい移籍となる16年夏の移籍。それでもインフレを調整すれば1.5倍以上になるのは驚きです。8年前ですからね。ユナイテッドユース出身ということでホームグローンがついているのがより移籍の価値を高めたことでしょう。また、当時の代理人ライオラが選手からもクラブからも報酬を受け取っていたことからも話題になりました。

9位 ドログバ 当時の移籍金 24m£ 調整後の移籍金 166.3m£

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モウリーニョのチェルシー第一次政権において初年度の市場で当時のクラブ最高額の大きな移籍となったドログバ。その前のシーズンに19G7Aとマルセイユで活躍していた彼ですが、ブレイクが25歳と遅咲きでした。チェルシーの象徴となり長年活躍を見せました。モウリーニョが欲しがったことで実現したことで有名な移籍でしたが、クラブ史上初のCL優勝に導くなど大成功の結果でした。

8位 アグエロ 当時の移籍金 38m£ 調整後の移籍金 166.7m£

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今や、YouTubeでチャンネル登録者が400万人を超えるなどストリーマーとしても活躍していますが、間違いなく10年代のプレミア最高FWの1人でした。アトレティコマドリードで頭角を表し、38m£でこれまた頭角を表していたクラブであるマンチェスターシティへ移籍していきました。当時の38m£が今の166.7£になるのも驚きです。ジェズス、ハーランドへ続くシティFWの系譜がこれからどのように展開していくかも注目ですね。

7位 エッシェン 当時の移籍金 26m£ 調整後の移籍金 171.3£

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元々SBやCBであったエッシェン。中盤にとあるシーズンにコンバートされてからブレイクし、破格の移籍金で、モウリーニョの元へ移籍していきました。ジョンテリーやランパードと並んで00年代のチェルシーを支えた選手であり、結果として投資に似合う活躍をしたといえます。

ちなみに今はデンマークでコーチをやっていてFMだと意志の強さ、規律レベル、順応性が16を超えるなどメンタルに長けたコーチになっているようです。

6位 ベロン 当時の移籍金 28.1£ 調整後の移籍金 172.6£

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アルゼンチンのキャプテンも務めた小さな魔法使い。当時世界最高だったセリエAでラツィオを3冠に導いたのちにファーガソンユナイテッドへ加入。当時のプレミアリーグ記録を塗り替える移籍金となりました。結局彼はユナイテッドでは力を発揮できなかったようですが、チェルシーインテルを得てヨーロッパのキャリアを終えました。しかし、キャリア後半の母国アルゼンチンのエストゥディアンスでは大活躍し、会長にその後なるなどレジェンドとなったようです。

5位 ルーニー 当時の移籍金 25.6m£ 調整後の移籍金 177.4m£

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ユナイテッドのレジェンドとしてのイメージも色濃いルーニーですが、出身はエバートン。18歳の時ユナイテッドにやってきました。この移籍劇も文句なしの大成功。三度のCL決勝にユナイテッドの記録をいくつも保時。ちなみに今では三好選手も所属しているバーミンガムで監督をしています。FMだと監督に必要とされている能力を全て11以上など、バランスの良い監督と評価されています。

4位 シアラー 当時の移籍金 15m£ 調整後の移籍金 177.9m£

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ここで、ニューカッスル所属の選手が初のランクイン。私にとってはプレミアリーグの週間ベストイレブンを選ぶことが印象深いですが、現役時代の結果はあまりにレジェンド。リーグ優勝も経験し、プレミアリーグ通算ゴール記録を持っています。引退後は一時は代行監督になることもしましたが、BBCでプレミアリーグの解説者として活躍しています。

3位 トーレス 当時の移籍金 50m£ 調整後の移籍金 181.5m£

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サガン鳥栖で引退したことで日本でも愛されているエルニーニョ。リヴァプールからチェルシーへの冬の移籍です。リヴァプール時代はメッシロナウドに次ぐバロンドール3位に輝くなどプレミアリーグで輝かしい結果を残しました。チェルシー時代もリーグ戦では二桁ゴールに届かないまでもタイトル獲得に貢献。今では古巣アトレティコマドリーでU-19の監督を務めています。FMでは若手指導と順応性が高く設定されています。

2位 リオ・ファーデナント 当時の移籍金 29m£ 調整後の移籍金 198.7m£

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今やユナイテッドのご意見番としても名を馳せていますよね。リーズからユナイテッドへの移籍でした。ファーガソンも破格の移籍金出会ったことを認めてますが、その後の貢献でいい買い物であったと当時を振り返っています。今では、イギリスメディアBTスポーツの解説者として活躍しています。

1位 シェフチェンコ 当時の移籍金 30.8m£ 調整後の移籍金 215.6m£

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一位はシェフチェンコ!バロンドール獲得者の移籍がトップでした。結果的にチェルシーでは9ゴールと期待に応えたとは言い難い結果になりました。現在はウクライナ代表やジェノアの監督をしたのちに、現在はウクライナにフリーで留まっています。FMでは若手指導、モチベーション管理、規律レベル、選手の潜在能力判定が16以上と優秀な監督となっています。



最後にインフレ後の豆知識を紹介。

プレミア新記録を達成したカイセドの移籍金はインフレ調整後のランキングではベスト30にも入らない。

また、アブラモビッチとモウリーニョの最初の2年間は現在の15億ポンドに値する金額を使っており、ボーリーの過去2年の夏に支出した額よりも多い。

サーアレックスファーガソンはインフレ調整後の結果だと最も金額を使った監督である。調整後の金額は合計35億£。

モウリーニョが第二位。ベンゲルが3位。エジルの契約が調整後だと1億2500万£に相当し、ライスよりも高額である。


※この記事はスカイスポーツの 『Premier League transfers: Andriy Shevchenko and Rio Ferdinand top all-time inflation-adjusted fees』という記事とジアスレティックの『How the Premier League transfer record has progressed over the years』と言う記事を引用し、参考文献にさせていただいたものです。

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